イベント・研究会

医工学研究会

医工学研究会

第18回
日時:2011年4月22日(金) 18:00 -
場所:千葉大学医学部附属病院第三講義室(外来棟3階)

フロンティアメディカル工学研究開発センター 山口研究室&伊藤・高橋・齊藤研究室から複数名
当センター

ゲストコメンテーター

清水 宏明講師(医学研究院臓器制御外科学)


<演題1>

タイトル

胆管部腫瘍のマイクロ波温熱治療用アンテナ

演者

板倉 洋

概要

マイクロ波が生体にあたえる熱的作用を利用したがんの温熱治療用アンテナの研究を進めている.今回は,内視鏡に装備されている鉗子孔に挿入可能な胆管部腫瘍の温熱治療用マイクロ波アンテナについて,主に,工学的観点からその概要を説明する.

<演題2>

タイトル

エコー信号解析による肝線維症の定量評価

演者

角 春郎

概要

肝臓病の診断方法の一つに腹部超音波検査があるが,エコー画像の特徴の一つであるスペックルノイズに病変組織の情報が埋もれ,目視で病変部位を確認することが困難であることが問題視されている.本研究では,スペックル信号の持つ性質を利用し,超音波診断装置で収集されたエコー信号を統計的に解析することで病変組織からのエコー信号と弁別して定量的に評価することを試みている.

<演題3>

タイトル

超音波顕微鏡による生体音響特性計測

演者

竹内 陽一郎

概要

エコー検査は画像診断として形態的特徴を知るのに有効であるが,超音波診断装置における受波信号に含まれる情報と生体組織の構造の関係は十分に解明されていないことが多い.本研究では25~120MHzの超音波を用いて生体試料を直接計測することで,各種生体組織の音響的性質についてデータを蓄積するとともに,新規の組織性状判定法について検討している.