スタッフ

スタッフ紹介 鈴木 昌彦

プロフィール

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氏名:
鈴木 昌彦 Masahiko SUZUKI 
職名:
教授 
学位:
博士(医学) 
Keyword:
整形外科,人工関節,生体材料,生体力学,動作解析,超音波顕微鏡,有限要素法 
E-Mail:
masahiko[at]faculty.chiba-u.jp
[at]は@に置き換えてください

テーマと内容

変形性関節症や関節リウマチで関節破壊を生じた場合には、膝関節や股関節などを中心に人工関節置換術が行われている。これらの人工関節の形状、生体材料に関する研究を行っている。骨のバイオメカニクスに関しては、新鮮献体骨を用いて力学試験機で骨破壊の強度を実測すると同時に、有限要素法による解析を行っている。新鮮献体膝を使って人工膝関節手術を行い、ナビゲーション機器を用いて生体膝と人工膝関節手術後の動作解析を行っている。超音波顕微鏡を用いて軟骨の性状を検討している。 研究成果の一部を記載する。チタン合金は比強度が高く、耐食性に優れていることから医療分野でよく使用されている。本実験ではTi4.5Al3V2Mo2Fe( SP700),CNT SP700(カーボンナノチューブ強化SP700),Ti6Al4V,CNT Ti6AL4V(カーボンナノチューブ強化チタTi6Al4V)、カーボン添加酸化チタン処理Ti6Al4V(Ti64-FG)、コバルトクロム合金をディスクに用いて,UHMWPEのピンを用いてピンオンディスク試験を行った。SP700、CNT-SP700、CNT-Ti64の摩耗量は,従来のTi6Al4V合金やコバルトクロム合金の摩耗量の3/4 となっていた。一方,カーボン添加酸化チタン処理Ti6Al4Vの摩耗量は 1/2 に減少していた。カーボン添加酸化チタン処理Ti6Al4Vは摺動材として有効なかもしれない。

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