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試作開発・基礎実験部では,千葉大学フロンティア医工学センターでの研究成果に基づいた新しい医療機器・システムなどの設計および試作を行うとともに,試作物の前臨床試験を行います.

医工学に関連した装置やシステムは量産するものは少なく,臨床における安全性や有用性のテストが不可欠です. そのような装置・システムを大学内で設計,試作から臨床応用までを行うことは, 先端的研究成果を迅速に製品化する上で極めて重要かつ効率的であるといえます.

本部署での試作開発では,各種の工作機械やCAD/CAM,モデリングマシンが導入されており,医療機器の設計から試作までを一貫して行うことが可能です. また,医用画像処理をはじめとする各種のソフトウェア開発も行います. 製作された試作物は,ヒトへの臨床応用前段階としての各種実験を本センター内で行うことが可能であり,迅速なフィードバックを得ることが可能です.

現在,医工学分野におけるこのような部署は,わが国ではあまり例がなく,きわめてユニークな試みです.