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疾患定量評価に向けた眼底OCT画像解析

(Fundus OCT Image Analysis for Quantitative Disease Evaluation)


網膜OCT画像における脈絡膜層の厚さ測定と脈絡膜血管のセグメント化

現在:Tin Tin Khaing

概要:
脈絡膜は,様々な網膜疾患の初期段階診断において,眼の血管バイオマーカーとして提案されている.網膜色素変性症(RP)は,網膜細胞の進行性消失を特徴とする遺伝性疾患であり,脈絡膜層が薄くなるとともに,脈絡膜血管の直径が変化する.光干渉断層計(OCT)は,網膜の断面図を可視化できる画像診断手法だが,OCT画像内の血管や層を手動でセグメンテーションする場合,時間がかかるとともに面倒である.そこで,我々は,深層学習モデルに基づいて,RP患者のOCT画像から脈絡膜層の厚さ測定と脈絡膜血管のセグメント化を自動的に実行する手法の構築を目指している.