千葉大学 フロンティア医工学センター
中川・大塚研究室
千葉大学 フロンティア医工学センター 中川・大塚研究室 ようこそ!
中川・大塚研究室(人間福祉医工学研究室)は2016年7月に誕生した,フロンティア医工学センター/医工学コースで最も新しい研究室です.
教授・中川は これまで,国立研究開発法人 産業技術総合研究所 において,ヒトの持つ高度な情報処理機能の解明にかかる基礎研究と,その成果に基づく応用研究に取り組んで来ました.本学においてもこれまでの方向性を継承しつつ,学生の皆さんのパワーを得ることで,研究開発のさらなる深化と発展を図りたいと考えています.具体的には,非侵襲的手法による神経生理計測(特に脳機能計測),心理計測,物理計測,さらにはコンピュータ・シミュレーションを駆使して,聴覚を中心とした知覚メカニズムや認知メカニズムの解明を進めています.また,知覚・認知メカニズム研究で得られた成果を利用することで,骨伝導補聴器や骨伝導スマートホンを初めとした福祉機器・医用機器の開発や,室内の視聴覚環境の最適化,騒音の快音化といった応用研究にも取り組んでいます.
助教・大塚は,日本電信電話(株) コミュニケーション科学基礎研究所において,ヒト聴覚の末梢~中枢メカニズムの解明に取り組んで来ました.また,得られた成果を活かして,”隠れた難聴”(通常の聴力検査では異常が見つからないにもかかわらず,ことばの聞き取りができない症例)の診断技術や,騒音性難聴発症のリスク評価技術の開発を図っています.
これらの研究開発は工学・医学・神経生理学・実験心理学等にまたがる学際的なものであるため,学生の皆さんには必要に応じてそれぞれの分野の知識や技術の習得にも取り組んでいただきます.また,医療機関やメーカーを初めとした多くの共同研究を通して,異分野や産業界の考え方やニーズを学んでもらいたいと考えています.なお,本研究室が取り組む”先進的骨伝導技術を基盤としたコミュニケーション促進機器の研究開発”は,本学の重点推進課題(次世代インキュベータ)に採択されました.
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