Visualization and Analysis of Motion of Thorac abdominal Organs
現在:Windra Swastika(研) 卒業生:桝田喜正(期間),西川朋輝(期間)
呼吸に由来する肺や肝臓など体幹部の臓器の動きを画像化し,さらに画像データから詳細な動きの解析を行っています.画像はMRIを用いています.さまざまな断面において複数回の呼吸周期にわたって撮影された時系列2次元MRI画像群から,各断面で適切な1周期分の時系列画像を選択し,これらを合成することで3次元のMRI時系列画像を合成します.得られる画像を4次元画像(空間3次元+時間1次元)と呼んでいます.これら動きの可視化や定量化は,診断や治療評価に用いることができると考えられます.
胸腹部4DMRIの画像例 抽出された横隔膜の運動
共同研究者:本学呼吸器外科,呼吸器内科,附属病院放射線部
研究費
- JSTシーズ発掘型
- 千葉大学COEスタートアッププログラム
受賞
- Medical Imaging Technology誌論文賞 (2009)
外部発表リスト
原著論文
- 桝田喜正,藤淵俊王,羽石秀昭: 交差プロファイル法による胸部4D-MRI の構築,Medical Imaging Technology, Vol.27, No.2,pp. 112-122 (2009) 論文賞受賞
- 桝田喜正,西川朋輝,和田啓伸,吉田成利,吉野一郎,木川隆司,伊東久夫,羽石秀昭:交差プロファイル法による4次元MR画像を用いた横隔膜機能画像の生成,Med Imag Tech 28(3): 181-188 (2010)