医工学研究会
医工学研究会
第35回
  日時:2013年1月22日(火) 17:50 - 
  場所:千葉大学工学部17号棟112教室
  
  
  稲嶺 進
  社会医療法人敬愛会 中頭病院
  消化器・一般外科 消化器外科部長
  
  
<主催者より>
  稲嶺先生は第25回日本内視鏡外科学会総会において
  カールストルツ賞を受賞されております。
タイトル
内視鏡外科手術における取り組み「癌治療から肥満・糖尿病治療まで」概要
内視鏡外科手術は低侵襲手術として日本では癌治療、海外、特に北米では病的肥満症の治療として広く導入されている。
  小さな傷で行うことから術後の疼痛の低下、創部への癒着が少ない事による腸閉塞発症の低下、出血量の減少、開腹手術では視野のとりにくい肥満症患者手術が可能となるなど、メリットとして多々報告されている。
  しかし、内視鏡を通しての小さな傷で行う手術であることから難易度が上昇し、手術時間の延長、癌治療としての根治性の確保、大量出血時などの緊急事態における迅速性などのデメリットが強調される場合もある。
  内視鏡外科手術のメリット、デメリットについて、長年に渡って携わってきた内視鏡外科手術経験を提示し討議する。また沖縄県という地域特性についても言及したい。
