現在、学部の壁を越えて連携し、新しい医療機器およびシステム等の開発が進められている。 これら開発の結果を実際の医療の現場に届けるためには、障害となる特許の壁は避けては通れない。開発技術を守り、特許侵害せずに事業化するためには特許出願と調査が重要である。
一方、特許は情報として利用すると技術情報として、あるいはビジネス情報として有用な情報源となる。 今回は、昨年度実施した手術トレーニング等を目的とした「医療シミュレータ」に関する分析結果等を交えながら、特許情報の検索・入手からいくつかの分析のパターンを解説し、加えて難しい検索テクニックを必要としない情報入手についても紹介する。