イベント・研究会

医工学研究会

医工学研究会

第42回
日時:2013年7月26日(金) 18:00 -
場所:千葉大学フロンティアメディカル工学研究開発センター
    B号棟1階会議室 (西千葉キャンパス)


近藤 孝行
千葉大学大学院医学研究院 消化器・腎臓内科学 門脈圧亢進症グループ


タイトル

食道静脈瘤に対する内視鏡治療の効果と課題

概要

食道静脈瘤は、食道内腔側に生じる瘤状の血管拡張であり肝硬変症の約半数に合併する。高度に発達した静脈瘤では出血リスクが高く、患者の生命予後にも関わることから、診察上注意すべき病態である。
 静脈瘤の治療には主として内視鏡が利用され、専用デバイス(Rubber band)による結紮術や穿刺針を用いた薬物注入が行われる。手技や方法の差によらず、一定の静脈瘤退縮効果は得られるが、効果の永続性や再発率には若干の相違がある。本発表では、専門施設での標準的な静脈瘤治療の概略を述べ、その効果と課題を報告する。