当教室では、放射線・ハイパーサーミア［温熱］・超音波等の物理的因子の生物作用について、治療応用の立場で研究を進めてきました。 これらの因子は細胞内外に、直接、また間接的に活性酸素を生成します。一方でその時間的、空間的分布は異なります。 最近の研究により、プラズマはその照射により液相中に大量の活性酸素が生じることが判明し、この質的・量的制御が、治療応用に重要と思われます。 我々の生存に必須の酸素は、一方で病気・老化の原因ともなり、また治療上でも大きな役割を果たします。 教室でのいままでの研究成果を紹介し、最近得られたプラズマに関する知見について、議論いただければ幸いです。